MARPOL ANNEX VI, SEEMP
(Ship Energy Efficiency Management Plan:二酸化炭素放出抑制航行手引書)

2011年のIMO第62回海洋環境保護委員会(MEPC62)において採択されましたMARPOL ANNEX VIの改正により、現存船を含む全船舶に船舶からの二酸化炭素排出量抑制を目指すSEEMP(二酸化炭素放出抑制航行手引書)の船上保持が義務付けられました(SEEMP Part I)。さらに2018年3月以降、5,000GT以上の船舶にはその排出量抑制効果を検証する目的で、二酸化炭素排出量の実績値を船籍国政府へ報告するための計画書も追加要求されることになりました(SEEMP Part II)。株式会社ClassNKコンサルティングサービスでは、このいずれにおいても標準書式を提供した上で、完成図書の印刷製本サービスも行い、新規での船舶管理開始時など船社、特に工務部門にとって煩雑な書類作成作業が必要な場面の手助けをしています。

SEEMP Part I

各船社が所有する船舶の実情に合わせ、最も適したエネルギー効率改善手法を考慮して作成するものであり、IMOガイドライン(決議MEPC.282(70))に沿って作成する必要があります。当社が提供するSEEMP Part I標準書式は、ハードからソフトに至る広範囲なエネルギー効率改善手法を例示し、それらを取捨選択または改変することによってスムーズな作成が可能になります。

SEEMP Part II

5,000GT以上の船舶管理開始にあたり、船社は二酸化炭素排出実績値を報告するための計画書を、予め船籍国政府または船級など代行機関へ提出し、承認を得る必要があります。日々の消費燃料の報告は、いずれの船社でも何らかの手段で行われてきましたが、この計画書はMEPC282(70)のガイドラインに準拠した、バックアップ手段などを明記した厳格な内容とする必要があり、当社は個船ごとに必要十分な標準書式を提案することができます。

 

本件に関する詳細につきましては、以下宛に電子メールにてお問合せください。
E-Mail: consulting@classnkcs.co.jp

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